お月見の団子やすすきの由来、並べ方、いつ食べる?

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秋の夜にはお月見を楽しむ人も多いと思います。
そこでふと気になるのが、お月見で飾る「団子」。

お月見には団子やすすきを飾りますが、「なぜ団子やすすき?」というのは意外と分からないものですよね。そこでここではお月見の団子やすすきの「意味・由来」「団子の数」「団子をいつ食べるか」について紹介します。

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お月見に団子やすすきを飾る意味と由来

お月見は「月のきれいさを楽しみ、感謝する」という意味があります。

「中秋(ちゅうしゅう)の名月」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、秋は空気が澄んで、月がきれいに見える季節です。特に昔は今よりも自然が多く空気がきれいだったため、月がはっきりと見えたようです。

日本は四季の移り変わりがはっきりしていて、その変化を楽しむ習慣がありました。また、秋はさまざまな作物の収穫の時期でもありました。月の明るい光は、夜の農作業を助けてくれるものでもあったのです。こうしたことから月を楽しみ、感謝をする習慣が生まれたのです。

また、お月見といえば「団子とすすき」のイメージがありますが、もともとは団子ではなく「里芋」でした。

里芋はちょうど秋に収穫を迎える作物で、昔は9月15日の十五夜(じゅうごや)に里芋を食べる習慣がありました。また、縄文時代の人は里芋を主食にしていたという歴史もあります。

そこから農業の技術が発展し、お米が作られるようになりました。お米も秋に収穫を迎えるため、豊作に感謝して保存のききやすい団子を作り、お月見に飾るようになりました。すすきはお米のもとになる稲穂に見えるため、合わせて飾られました。

また、関西では里芋を食べる習慣が現在も残っているところがあります。団子も里芋に似せて楕円(だえん)の形にする場合もあります。

お月見の団子は決まった数・並べ方がある!

お月見の団子は、実は「正しい数と並べ方」があります。

団子の数は、十五夜に由来して「15個」が基本です。もしくは1年に満月が12回あることから「12個」にすることもあります。ただし、うるう年の場合は13個になります。

並べ方は以下のようになります。

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15個の場合:1段目:3×3、2段目:2×2、3段目:2個

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12個の場合:1段目:3×3、2段目:3個(13個の場合は2段目が2×2になります)

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また、団子は「三方(さんぽう)」という仏事で使う台の上に乗せて飾ります。
ただし、ない場合はお皿に盛るのでも大丈夫です。

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また、団子とすすき、里芋の並べ方もあります。
お月見は月を楽しむための行事なので、月がより見栄えがするような形で並べます。主役の団子を真ん中に置くのが基本です。
また、並べる場所は月がよく見える場所である、ベランダやリビングの窓際、縁側などがおすすめです。お月見の時期はまだ虫がいることがあるので、虫がつかないように気をつけてくださいね。

お月見の団子、食べるタイミングはいつ?

お月見で団子を食べるタイミングは、月が出ている間ならいつでも大丈夫です。
しばらく飾ったあと、食べると良いです。

月のきれいさを楽しんで、月に感謝する気持ちを持って食べると良いですね。
「昔の人もこういう気持ちだったのかな」と想いにふけることができますよ^^

まとめ:お月見は月と団子を楽しもう

以上、お月見の団子の意味や由来、数や並べ方、タイミングについてご紹介してきました。
まとめると

  • お月見の団子は月のきれいさを楽しみ、感謝するために飾った
  • お月見の団子の数は15個もしくは12個(うるう年は13個)
  • 団子を食べるタイミングは月が出ている間ならいつでも

ポイントを押さえて、団子を食べながらお月見を楽しんでくださいね!

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