お盆の海に入るのが良くない・危ないといわれる3つの理由

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「お盆には海に入っちゃいけない」そんな話がされることがあります。
でも、「どうしてなのかよく分からない」ことってありませんか?

お盆に海に入るのがダメと言われる理由は大きく3つあります!
ここではその理由を紹介します。雑学として読んでみてくださいね。

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お盆の海がダメと言われる理由1:クラゲが増える

お盆に海に入るのが良くないといわれる理由としてまず挙げられるのが「クラゲが増える」ということです。

8月の海は水温が上がります。お盆の時期はクラゲが繁殖するのにちょうど良い時期となっていて、各地の海にクラゲが大量発生します。クラゲに刺されてしまうと痛みが生じたり、熱が出たりすることがあるので気を付ける必要があります。

クラゲに刺されたらクラゲの触手をピンセットなどで取り、砂浜の熱い砂やお酢で消毒します。
一応こうした対処法はあるものの、刺されないに超したことはありません。そのため「海に入るのを控えたほうが良い」といわれているのですね。

お盆に海がダメと言われる理由2:土用波(どようなみ)という高波が来る

もうひとつ大きな理由として、「土用波(どようなみ)」という高波が来ることが挙げられます。

日本の南方ではお盆の時期に台風が多くなります。台風が来ると海には大きな波が発生します。
その波がうねりとなって日本に伝わり、土用波としてやってきます。

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なんと、1,500kmほど離れた場所で発生した台風の波が日本に伝わることもあります。そしてその場合、日本に来る波はとてき大きくなります。こうした危険な波が来ることも、お盆の海がダメな理由となっています。

お盆に海がダメと言われる理由3:昔からの言い伝え

3つめは昔からの言い伝えです。
主なものに

  • お盆の海では足を引っ張られるのじゃ
  • 地獄の釜の蓋が開くのじゃ

という説があります。

お盆の海はもちろん、オバケが出たりするわけではありません(笑)
これらの説はおそらく、クラゲと土用波が理由だったと思われます。
「土用波で足を引っ張られる」、「窯が開いてクラゲが出る」などの解釈ができます。
昔は科学的な説明ができなかったので、上のような説明になってしまったのだと考えられます。

また、昔は夏の海は子供たちなど、遊ぶ人が多くなる時期でした。
クラゲや土用波で海が危なくなるので、親が上のような話で子供たちを怖がらせて「海に入らないように!」と伝えていたとも考えられます。子供たちも「危ないのかな・・」と思って入らなくなりますからね。

もうひとつ、お盆には「ご先祖様の霊を灯籠や舟に乗せて流すという風習」があります。
「あの世の世界は海の向こう」と考えられていました。

そのため、「神聖な海に入らないようにしよう」ということから、「お盆は海に入らないように」という話が出てきたともいわれています。

お盆の海のまとめ

以上、お盆の海がダメと言われる理由について紹介しました。
まとめると

  • クラゲが出やすくなる
  • 土用波という高波が来る
  • 昔からの風習や言い伝え

この3つがお盆の海がダメと言われる大きな理由となっています。

お盆は夏真っ盛りのシーズンで、海に行きたくなるかもしれません。
各地の海水浴場ではクラゲの発生状況を毎日確認できるので、確認してから向かうことをおすすめします!

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