大学受験生は夏に塾や予備校の夏期講習を取ろうと思っている人も多いと思います。
ですが、「夏期講習って意味ある?自分で勉強したほうがいい気がするけど・・」という人もいるかもしれません。
管理人は以前塾講師をしていましたが、基本は「夏期講習を取るのは良いこと」だと考えています。「夏期講習の3つのメリット」と「夏期講習を迷う人が考えておきたいこと」をご紹介します。
夏期講習は中身が濃い!集中的に勉強できる
夏期講習の大きなメリットとして、「中身が濃い」ということが挙げられます。
特に大手予備校の夏期講習は短期間で「得意を伸ばす」・「弱点克服」どちらかができるようにしっかりと内容が組まれています。さらに、担当するのは「超人気講師」といわれる講師陣で、多くの人が分かりやすい授業を展開してくれます。
また、テキストも夏期講習期間中だけでなく、その後も使えるようにボリュームがある内容のものが多いです。
管理人が受験生だったときは、特に駿台の夏期講習テキストはすごいと思っていました。本当にボリュームがたくさんで、正直やりきれなかったのですが、とても満足できる講習でした。
短期集中でしっかり取り組みたい人には、夏期講習はとても良いと思います。
自分だけで勉強できると思うかもしれませんが、人気講師の講義は自分の考えのカベを吹き飛ばしてくれる力があるので、受けてみる価値はあると思います。
夏期講習を取ることで、生活にメリハリができる
「夏期講習を取ることで、自分の勉強時間がなくなる・・」という人もいるかもしれません。
ですが、これは実は逆だと思っています。
「夏期講習を受けるから、自分の勉強もたくさんできる」
と思います。
自分だけで勉強していると、生活にメリハリがなくなります。
ダラダラ勉強してしまい、あまり集中できないまま1日が終わってしまったということもよくあります。
管理人もそうでしたが、人は誰しもそれほど意志が強くありません。
すぐになまけてしまいがちなのです。
逆に夏期講習を受けると決めていると、残りの時間で自分の勉強もこなそうと考えるようになり、効率を考えて勉強することができるのです。夏期講習が「生活の良いペースメーカー」になってくれるという役割があります。
もちろん、あれもこれもと夏期講習を取りすぎてしまうと、さすがに時間が足りなくなります。現役生の目安としては3〜4講座が良いと思います。適度に取れば勉強は逆にはかどりますよ^^
夏期講習は勉強する場を確保するのに役立つ
夏期講習は多くの場合、夏休み期間中ずっと「自習室」が使えるようになる特典がついていることが多いです。大手予備校を始めとして、多くの塾で解放されます。取った夏期講習が終わっても、自習室を使うことができるので、勉強場所として活用することができます。
夏休みは学校が休みになり、つい生活がだらけてしまいがちです。家で勉強していると無意識のうちに誘惑に負けてしまい、勉強したくなくなったりするのですね。
そのため気持ちを強制的に切り替えるために、予備校や塾の自習室を積極的に利用すると良いです。周りの人も集中して勉強していますし、友達と一緒に行けばお互いに励みにしながら頑張ることができますよ。
「夏期講習が終わったら、とりあえず自習室に行って復習する」と決めておくのも良いと思います。夏期講習が終わり、家にそのまま帰ってしまうとひと息ついてしまうので、自習室での時間をセットにして考えておくと、より効果的な勉強ができます。
夏期講習での目標を決めておくことが大切
このように、夏期講習は多くの人にとって取ったほうが良いと管理人は考えています。ただ、何となく講座を取ってしまっても、思うような学習効果は得られません。夏期講習の目標を決めておくと、効果をしっかり得ることができます。
目標の例としては
- 数学のセンター試験の問題はスムーズに解けるようにする
- 苦手な◯◯の分野を集中して勉強して、むしろ得意にする
- 夏休み中は予備校の自習室で3時間は勉強する
という感じです。
自分の今の状況にあてはめて、「夏の間にこれはやろう」と決めてみてほしいと思います。
たくさん作りすぎると達成しきれないので、3つか4つくらいがおすすめです。
夏期講習はやっぱり受けるべき!前もって目標を決めよう
以上、夏期講習を取るべきメリットと前もって考えておきたい「目標」について解説してきました。
夏期講習はメリットがたくさんあります。「しっかりやろう」と考えて取り組むと、夏が終わったときに「がんばったな」と自分に自信が持てると思います^^
ただ、何となく取ると失敗してしまうので、先に「夏期講習でこれをやろう」という目標を立てて頑張ってくださいね。良い夏にしてほしいと思います!
また、夏期講習の選び方についても解説しています。
こちらも良ければ参考にしてくださいね。
>大学受験の予備校の夏期講習の選び方。失敗しない4つのポイント