お休みには旅行に出かける方も多いと思います。
旅行で日本旅館に宿泊する方は、「チップを渡したほうが良いのか」が気になる方もいると思います。
ここでは旅館の仲居さんに渡すチップについて解説しました。
「必要性」「金額の相場」「タイミングと渡し方」「お金の包み方」などについて解説しています。参考にしてくださいね。
旅館で仲居さんへのチップを渡す必要はある?ない?
旅館で仲居さんへのチップを渡したほうが良いのかは、賛否両論あります。
日本では海外のようにチップの文化がありません。
旅館で支払うサービス料に含まれていますし、基本的には渡す必要はないものです。
ただ、やはり直接おもてなしをしてくれる仲居さんには、そのていねいな気遣いに感謝の気持ちが湧くこともあると思います。
そうした「良いサービスをありがとう」という気持ちを込めて渡すのは「あり」です。
また、チップを支払うかどうかは年齢にもよります。
20代でチップを渡すと、どうしても無理をしている感じが出てしまいます。仲居さんも多くのお客様と接しているので、20代の方からチップを渡されると、「どこかで覚えてきたんだろうな」ということが気付かれてしまいます。
そのため、20代の方はあまり無理をせず、渡さなくても良いです。
30代中盤から後半以降の方は、渡すのも良いと思います。
また、宿泊中に担当の仲居さんが頻繁に変わる場合も、渡す必要はありません。
旅館の仲居さんへのチップの金額相場
仲居さんにチップを渡す場合、一般的な相場では
- 2人での宿泊なら3,000円
- 家族での宿泊なら5,000円
ほどの場合が多いです。
仲居さんは日本にチップの文化がないことからもらえることを期待していません。
そのため無理に高額なチップを渡す必要はありません。
また、年齢が高い方や社会的地位の高い方は、これよりも高い金額を渡す場合はあります。
旅館で仲居さんにチップを渡す時のタイミングと渡し方
旅館で仲居さんにチップを渡すタイミングとしてベストなのは2つです。
- 最初に部屋に通してもらい、お茶を入れてもらうタイミング
- 旅館で過ごす中で担当の仲居さんがきて、挨拶をしてくれるとき
です。
前者のお茶を入れてもらうときは、「これからお願いします」という気持ちを込めて渡す意味合いが強いです。後者は「気持ちよいサービスをしてくれてありがとう」という気持ちを込めて渡す意味合いがあります。
これは自分の気持ちが伝えやすいほうで良いです。
また、渡し方はあくまでもスマートに。
旅館の決まりで仲居さんはチップを受け取れないことがあります。
この場合、いくら渡そうとしても受け取ってくれないので、2回ほど拒まれた場合は無理に渡そうとせず、引き下がったほうが良いです。
旅館の仲居さんへのチップの包み方
仲居さんにチップを渡す際には、「包み方」もポイントです。
包み方は
- ティッシュ
- ぽち袋
- 現金のまま
- 封筒
- 祝儀袋
などがあります。
この中でおすすめは、「ぽち袋」です。
仲居さんは女性なので、可愛いデザインのぽち袋は喜ばれます。
あまりデザインが派手すぎると少し旅館の雰囲気にそぐわないので、落ち着いたデザインでお洒落なものを選ぶと良いと思います。
封筒や祝儀袋は固いイメージがありますし、現金やティッシュは少し雑なイメージが感じられやすいです。そのため、ぽち袋がちょうど良いと思います。
旅館の仲居さんにはチップよりもお菓子が喜ばれることも!
また、実はチップよりも「お菓子」が喜ばれることも多いです!
自分が住んでいる地域のお菓子や観光スポットの名物などを渡すと、とても喜んでもらえます。
現金よりも受け取りやすく、同僚の旅館の方達みんなで楽しめるので喜ばれます^^
お菓子なら10個入り1,000円など、安価に販売されていることも多いので、合わせて検討してみるのも良いですよ。甘いものは仲居さんの仕事の疲れを癒すのにもちょうど良いです。
チップは3,000円が相場ですが、お菓子なら1,000円で、喜んでもらえる可能性も高いのでコストパフォーマンス的にも良いです(笑)
旅館での仲居さんへのチップはポイントを押さえて渡そう
以上、日本旅館で仲居さんへ渡すチップについてご紹介しました。
ポイントを押さえてチップを渡せば仲居さんも喜んでくれて、より気持ち良くサービスを受けることができます。
また、お菓子も喜んでもらえるので、良かったら検討してみてくださいね^^
旅行を良いものにするために、参考にしてほしいと思います。