傘には雨傘と日傘があり、雨と晴れ兼用のタイプもあります。
「3種類のどれか分からなくなってしまった!」
という方もいると思います。
一見は普通の傘ですからね。
ですが、見分け方もあります。
ここでは雨傘と日傘、そして雨晴れ兼用タイプの見分け方・違い・代わりに使えるかをご紹介します。
雨傘と日傘の違いは紫外線処理と防水加工
見分け方の前に、まずは傘の種類の違いについて押さえておく必要があります。
日傘と雨傘の違いは、UVカット処理と防水加工がポイントになります。
実は、傘には4種類あります。
日傘 | UVカット処理がされている。防水加工はなし(水を通す) |
雨傘 | UVカット処理はなし。防水加工がされている。 |
晴雨兼用(はれあめ兼用) | 日傘に防水加工がされている。(ある程度防水) |
雨晴兼用(あめはれ兼用) | 雨傘にUVカット処理がされている。 |
晴雨兼用と雨晴兼用はご存じない方もいるかもしれません。
日傘と雨傘、どちらがベースになっているかによって異なります。
晴雨兼用(はれあめ兼用)は防水ですが、少し効果は弱いです。
そのため小雨程度しか対応できません。
また、日傘はデザイン性や涼しげな雰囲気を出すために、素材が布地っぽいものを使っていることが多いです。
晴雨兼用(はれあめ兼用)も、日傘をベースにしているので同様です。
日傘・雨傘・兼用タイプの見分け方
日傘・雨傘・兼用のうち、日傘と雨傘の違いは簡単に分かります。
傘の生地に顔を近づけて、息を吹きかけます。
です。
雨傘は雨が通り抜けないように生地の目が詰まっています。
そのため、息を吹きかけることで見分けることができます。
次に兼用タイプですが、これは見分けがつきにくいです。
パターンによって分けてみました。
見分ける傘 | 見分け方 |
---|---|
晴雨兼用と日傘 | 息を吹いて通りにくければ晴雨兼用。通れば日傘 |
晴雨兼用と雨傘 | 生地が布地っぽいか |
晴雨兼用と雨晴兼用 | 生地が布地っぽいか |
雨晴兼用と日傘 | 息を吹いて通りにくければ雨晴兼用。通れば日傘 |
雨晴兼用と雨傘 | 色が濃ければ両方日傘として使える。薄ければ見分けにくい |
雨晴兼用と晴雨兼用 | 息を吹いて通りにくければ雨晴兼用。通れば晴雨兼用 |
雨晴兼用と雨傘は見分けができないことがあります。
色が黒などの濃い色なら紫外線を吸収してくれるので、両方とも日傘として使えます。
薄い色の場合は見分けがつかないので、日傘として使うのは控えておいた方が良いかもしれません。
雨傘は日傘として代わりに使える?
「雨傘は日傘として代わりに使える?」という方もいると思います。
上で少しお伝えしましたが、
です。
黒などの濃い色は紫外線を吸収してくれます。
Tシャツも白だと紫外線を通してしまうけれど、黒だと吸収してくれることをご存知の方もいると思います。
傘もこれと同じです。
黒なら紫外線を吸収してくれるのでUVカット加工がなくても、頭へのダメージを約90%カットしてくれます。
薄い色の場合は紫外線を通してしまうので、使えません。
ただし!雨傘は雨が通らないように目が詰まっています。
そのため、日傘として使っていると、少し暑苦しいかもしれません(汗)
あくまでも代用と考えると良いと思います。
また、晴雨兼用の傘も、一応雨をしのぐことができますが、効果は弱いです。
そのため、これも代用として考えると良いと思います。
日傘と雨傘を見分けて、傘を活用しよう
以上、雨傘と日傘、雨晴兼用と晴雨兼用タイプの傘についてご紹介しました。
見分け方であなたの傘をチェックしてみてくださいね。