日本では父の日は6月の第3日曜日と決まっていますが、「アメリカはどうなの?」と気になる方もいるかもしれません。
実は、父の日はアメリカから伝わりました。
日本の父の日と似た部分もありますが、少し違った所もあります。
ここではアメリカの父の日についてご紹介します。
父の日の祝日はアメリカから!日本と同じ6月第3日曜日
アメリカの父の日は、日本と同じ6月第3日曜日です。
父の日は、アメリカが発祥となっています。
きっかけは1910年に遡ります。
アメリカのワシントンにJ.B.ドットという女性がいました。
ドットは母親を早くになくし、お父さんに育てられました。
ドットは教会に礼拝をしに行っていました。
ある日、ドットが教会に行ったときのこと、父の日よりも前に始まっていた「母の日」の存在を知ります。
そこで、ドットは不思議に思います。
「なぜ母の日はあるのに父の日はないの?」
男手ひとつで育ててもらったドットがこう思うのは自然なことですよね。
そして、お父さんの誕生日である6月に、教会にお祝いの礼拝をしてほしいとお願いしました。
そのお願いは認められ、お祝いの礼拝が行なわれました。
これが父の日の誕生です。
この時点では正式なお祝いの日とは認められていませんでした。
ですが、「母の日だけでなく、父の日も祝おう」という風習が徐々に広がり、1972年に正式に祝日として認められるようになりました。
かなり時間がかかっていますが、その頃のアメリカ議会は男性ばかりでした。
そのため、父の日を祝日と決めると民間の方から「男性を優遇しすぎだ」と考えられてしまう可能性がありました。
これが理由で、正式に認められるまでに時間がかかることになりました。
アメリカでの父の日の過ごし方
アメリカでの父の日の過ごし方は日本と似ています。
日頃から頑張ってくれているお父さんに感謝の気持ちを表す日として、子どもがメッセージカードやプレゼントをあげています。
メッセージカードは日本ではあげる方とあげない方がいますね。
ちょっと抵抗があるという方もいるかもしれません。
アメリカでは比較的オープンなので、カードをあげるのもそれほど抵抗なくあげられるのだと思います。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、メッセージカードはお父さんもきっと喜びますよ!
アメリカでも父の日のプレゼントはバラ?
日本では母の日の花がカーネーションなのに対して、父の日はバラとなっています。
これはアメリカも同じです。
由来は上でお伝えしたドットさんが、父の日にお父さんのお墓に白いバラを供え物としてあげていたことが由来です。
以前アメリカでは、父の日にキリスト教青年会(YMCA)の青年たちがバラを身につけていました。
お父さんがまだ元気な方は赤いバラ、亡くなっている方は白いバラを身につけていました。
現在も、お父さんが元気な方は赤やピンクのバラがおすすめです。
また、他のプレゼントについても、こちらの記事でご紹介しています。
アメリカの父の日も、日本と似ている!
以上、アメリカの父の日をご紹介してきました!
もともとアメリカから始まった祝日なので、日本と似ている部分は多いですね。
父の日の由来を知って、父の日にはお父さんをしっかりお祝いしてあげてくださいね^^