だんだんと暖かい季節になってくると気になるのが「わきが」です。ワキににおいがあると周りの人に嫌な顔をされてしまい、恥ずかしい思いをしてしまいます。「自分がわきがではないか?」と思ったら、早めに対処することが大切です!
そこでここでは、「わきがのセルフチェック」について紹介します。当てはまるものが多い場合、わきがの可能性が高いです(汗)そのときは早めの対策をしてくださいね。
わきがのセルフチェックリスト!
「もしかして、わきがかな?」と思ったら、次の点についてチェックしてみてくださいね。
- 耳あかに水気が多くないか。
- 洋服のワキ部分に、黄色いシミができないか。
- ワキ毛に白い粉のようなものがついていないか。
- ティッシュをワキに挟み、においをかぐ。
- ラップをワキの肌に密着させて、においをかぐ。
- ワキ毛やその他の体毛が濃いかどうか。
- ストレスを感じているかどうか。
それぞれどんな意味があるのか、詳しく紹介していきます。
耳あかに水気が多くないか
耳あかに水分が多い場合、わきがの可能性が高いです。
ワキには「アポクリン腺(せん)」と「エクリン腺」という、2つの汗腺(かんせん:汗が出る穴)があります。このうち、アポクリン腺から出る汗が、わきがの原因。エクリン腺から出る汗は、無臭で良い汗と考えてください。アポクリン腺は「アホな汗腺」、エクリン腺は「えー(良い)汗腺」と覚えるといいかもです(笑)
耳あかに水気がある場合、耳の中にアポクリン腺が多いです。この場合、ワキにもアポクリン腺が多い傾向にあるので、わきがの可能性が高くなります。アポクリン腺から出る汗は、においと粘り気があります。
洋服のワキ部分に、黄色いシミができないか
アポクリン腺から生じるわきがの汗は、色がつく特徴があります。アポクリン腺から出る汗は、脂分や糖分、アンモニアなど、さまざまな成分が含まれています。これらの色が服についてしまうのですね。
洋服のワキ部分にシミがないかチェックしてみてくださいね。シミがよく見つかる場合は、わきがの可能性があります。
ワキ毛に白い粉のようなものがついていないか
わきがの原因となる「アポクリン腺の汗」が冷えて固まると、「白い結晶」になります。
ワキを確認して白い結晶が見つかるようなら、「アポクリン腺から汗がたくさん出ている」ということです。つまりわきがの可能性が高いです。鏡の前で、ワキを確認してみましょう。
ティッシュをワキに挟み、においをかぐ
手軽に行えるわきがチェックとして、「直接ワキのにおいをかぐ方法」があります。ティッシュを使うと簡単に行うことができます。
ティッシュをワキに挟み、湿るまで待ちます。人によっては1時間ほど挟む必要があります。こうして湿ったティッシュを、自分でかいでみます。嫌なにおいがしたら、わきがということです。テレビを見ながらなど、何かしながら行うと退屈しませんよ。
ラップをワキの肌に密着させて、においをかぐ
もうひとつ手軽にできるわきがチェック方法として、「ラップ」を使う方法もあります。ラップをワキに挟むのにちょうど良い大きさでカットして、ワキに挟みます。
このとき、肌に密着させるように挟むことが大切。こうして3〜5分ほど待ち、ラップのにおいをかいでみます。嫌なにおいがしたら、わきがです。
ワキ毛やその他の体毛が濃いかどうか
わきがかどうかを判断するために、「ワキ毛」や「その他の体毛」をチェックする方法もあります。
女性の場合、ワキ毛が太く、1つの毛穴から2本一緒に生えている場合は、わきがになる可能性が高いです。アポクリン腺が多いと、このようなワキ毛の生え方になりやすいためです。また、アポクリン腺が多いと、「デリケートゾーン」や「乳輪」などの毛も濃くなりやすいです。
ストレスを感じているかどうか
ストレスを日頃からたくさん感じていると、わきがになりやすいです。
ストレスを感じると、人の体内では「活性酸素(かっせいさんそ)」という有害物質が増えます。活性酸素は体内にある細胞を攻撃して、毒素や老廃物を増やしてしまいます。こうしたものがアポクリン腺から排出されるようになり、わきがにつながります。
多汗症とわきがは違う!
人によってはワキ汗が多くて、「私はわきがなのかな?」と不安になることがあります。ですが、多汗症とわきがは違います!
人によっては、体質的に汗をかきやすいことがあります。このときに出る汗は「エクリン腺」からのもの。無臭でさらっとしているので、わきがではありません。これに対してアポクリン腺から出るわきがの汗は、季節などに関係なく生じます。
「ワキの汗が多い=わきが」ではないので、上のチェックリストを確認してくださいね。
わきがのセルフチェックをして、対策をしよう!
ここでは、わきがのセルフチェック方法について紹介してきました。
自分がわきがだと分かっても、きちんと対策をすればにおいを抑えることができます。まずは「自分がわきがだと自覚すること」が大切です。わきがが不安な場合は上のリストに沿ってチェックしてみてくださいね。