老人ホームやデイサービスなどの高齢者施設では、お正月に餅つきを行うことがあると思います。餅つきは正月ならではの行事ですが、「お餅をのどに詰まらせてしまう」というトラブルは絶対に避けたいもの。餅つきの開催を不安に感じることもあると思います。
そこでここでは、高齢者施設で餅つきを安全に行うためのポイントや、オススメの味付けについて紹介します。餅つきで施設の入居者さんを喜ばせてあげてくださいね。
餅つきが好きな利用者さんは多い!
高齢者の方は、餅つきが好きな人が多いです。「若いころはよく餅つきをしたなあ」という思い出を持っていて、特別な行事として考えている人は多いのです。
そのため施設で餅つきを開催すると、とても喜んでくれます。最近は家庭で餅つきをする機会はめっきり減りましたよね。そのため施設で開催してあげると、入居者さん・利用者さんは嬉しがってくれます。施設の職員が餅つきをしていると、目を輝かせて見つめていることもありますよ(笑)
餅つきを安全に楽しむためのポイント
高齢者施設でもポイントを押さえて行えば、餅つきは安全です。実際に多くの施設で餅つきは行われています。こうした施設でトラブルが起こることは少ないですが、それはやはり安全性を高める工夫をしているためです。そのポイントを紹介します。
- お餅は小さなサイズにする(10円玉や大人の親指くらいの大きさ)。
- 「ひとくち食べたらお茶を飲んでくださいね」とうながす。
- 食べるのが速い人、せき込みやすい人はさりげなく様子を確認しておく。
- 芋を混ぜてお餅の粘度を下げる。
- 白玉にして食べやすくする。
- 万が一の際には、「指で餅を取る」もしくは「掃除機で吸引」
以上のポイントを押さえておくと良いです。きちんと起こり得る危険を予測して準備しておくことで、安全に餅つきを楽しむことができますよ^^
掃除機で吸引するときには、「吸引ノズル」という介護用品が役立ちます。念のために準備しておくと良いですよ。
吸引平ノズル【介護用品】 |
味付けはどんなお餅が良い?
餅つきでついたお餅の味付けは、オーソドックスなものでOK。高齢者さんが昔慣れ親しんだ味わいのほうが、より懐かしいおいしさを感じてもらえます。
- きな粉
- 小豆
- 大根おろし
- 砂糖・醤油・のり
これらがとてもオススメです^^
ワイワイとした雰囲気でお餅をついて、おいしくお餅を楽しめば、高齢者さんたちもきっと喜んでくれますよ^^
高齢者施設での餅つきは準備をすれば安全!
以上、ここでは老人ホームやデイサービスなどでの餅つきについて紹介してきました。紹介したポイントを押さえて準備をすれば、餅つきを安全に開催することができます。
餅つきは利用者さんも楽しんでくれることが多いです。ぜひ準備をして開催して、1年の始まりを良いものにしてほしいと思います。