春のお花見が終わると大きなイベントとしてあるのが「母の日」です。
日頃からお世話になっているお母さんに感謝の気持ちを表現する日として、プレゼントなどをする方も多いのではないでしょうか。
ここでふと「海外では母の日ってあるの?」と気になったので、調べてみることにしました。
すると、日本とは違った風習があることも分かってきました。
ここではそんな海外での母の日についてご紹介します。
世界の母の日をまとめてみた!
まずは世界の主要な国の母の日をまとめてみました。
日本は5月の第二日曜日ですが、他の国はまた違ったタイミングになっています。
常識と思っていることが他の国だと違っているのは面白いですよね。
ノルウェー | 2月・第2日曜 |
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エジプト・カタール | 3月21日 |
スペイン・ルーマニア | 5月・第1日曜日 |
韓国 | 5月8日 |
日本・アメリカ・カナダ・香港・台湾 ドイツ・イタリア・オーストラリア シンガポール・ニュージーランド フィリピン・ブラジル・デンマーク・スイス |
5月・第2日曜日 |
メキシコ | 5月10日 |
フランス・スウェーデン | 5月・最終日曜日 |
タイ | 8月12日 |
ロシア | 11月最終日曜日 |
インドネシア | 12月22日 |
こうして見ると、春の行事の印象がある母の日ですが、他の国では夏や冬に設定されている国もあります。
インドネシアはクリスマスの直前です。
不思議な感じがしますよね。
また、5月の第2日曜日が母の日の国は、日本だけでなく色んな国でもあてはまります。
アメリカを始めとして主要な国も5月の第2日曜日です。
何かつながりが感じられますよね。
また、主要な国の母の日の呼び方もまとめてみました。
こちらもチェックしてみてほしいと思います。
英語 | Mother’s Day |
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スペイン語 | Día de la Madre |
フランス語 | (La) Fête des mères |
イタリア語 | (La) Festa della mamma |
オランダ語 | Moederdag |
スウェーデン語 | Mors dag |
ドイツ語 | (Der) Muttertag |
最も早く母の日がスタートしたのは?
最も早く今のような「母の日」がスタートしたのは、アイルランドとイギリスと言われています(Wikipediaより)。
復活祭というキリスト教のイベントの3週間前にお祝いとして行なわれていて、17世紀頃から始まったそうです。
当時は奉公に行っていた子供が年に一回だけお母さんに会える日でした。
会う場所は教会。
神聖なイベントだったんですね。
また、アメリカでは1870年に様々な政治活動をしていた女性のジュリア・ウォード・ハウさんが「母の日宣言(Mother’s Day Proclamation)」という宣言をしました。
当時はあまり普及しなかったようですが、そこから1907年にアンナ・ジャービスさんという女性が、亡くなったお母さんを想い、白いカーネーションを教会で贈りました。
「母の日と言えばカーネーション」というイメージが日本でもありますが、このルーツはアメリカから来ていたんですね。
この感動からアメリカでは1914年に母の日が記念日として決められることになりました。
現在の5月の第2日曜日に決められたのもこのタイミングで、日本もアメリカの文化がそのまま伝わり、今に至るというわけです。
日本の有名私立大学の「青山学院大学」にアンナ・ジャービスさんからメッセージが送られ、青山学院大学が中心となり、母の日は普及していきました。
海外の母の日はどんな感じなの?
海外の母の日がどんな習慣なのか、気になる方もいると思います。
主要な国の母の日の習慣もご紹介したいと思います。
アメリカ
アメリカは「母の日」ということでお母さんにプレゼントする習慣に加えて、「妻の日」にもなってきているようです。つまり、奥さんにもプレゼントするということ(笑)
結婚している方はお母さんにも、奥さんにもプレゼントを贈ったりレストランに連れていったりしているようで、一大イベントになっています。
プレゼントしてもらう方はとても嬉しいですが、ダンナさんからするとちょっと大変かもしれませんね(笑)
オーストラリア
オーストラリアでは母の日はアメリカ同様ビッグイベントになっており、ホテルの宿泊料金も安くなったり、特別なプランが設けられることもあります。
母の日のお祝いにお母さんに豪華なホテルに泊まってもらうというのも、とても楽しく過ごせそうですね!思い出にも残りそうです。
エジプト
エジプトでも母の日はあります。
3月21日が母の日なので、その時期になると色んなプレゼントの商品が店頭に並びます。
学校でもイベントとしてプレゼントが子供たちにあるなど、日本とはちょっと違ったイベントになっています。教えている先生にもケーキが差し入れられるなど、面白い風習になっています。
また、エジプトでは父の日がないのも特徴的です。
お父さんが残念がりそうですね(笑)
イタリア
日本ではカーネーションが母の日のイメージとなっていますが、イタリアでは最近は「アザレア」という花が母の日に多くプレゼントされるようになっています。
イタリアのあちこちでアザレアの花が並んでおり、母の日の花として認められているわけではないですが、近いうちにイタリアではアザレアが母の日に花になるかもしれません。
海外の母の日もそれぞれに魅力たっぷり
このように、海外の母の日もそれぞれに楽しいイベントになっています。
他の国でも盛り上がっているようなので、こうした文化を知るのも楽しいものですね。
また、日本では一般的になっている母の日の習慣も、海外の方の反応はまた違っているのかもしれませんね。