毎年10月22日に京都で開催される「鞍馬(くらま)の火祭」はたくさんの人でにぎわう人気のお祭りです。ダイナミックな炎が見ごたえのある祭りで、「京都三大奇祭」のひとつとなっています。
鞍馬の火祭は昼間に京都市内で開催される「時代祭」のあとに行われるため、合わせて見る人が多いです。そのため鞍馬の火祭にもたくさんの人が訪れるので混雑します!(汗)
ここでは鞍馬がどのくらい混雑するのかについて解説します。行こうと思っているならぜひ参考にしてみてくださいね。
京都の鞍馬の火祭の混雑はどれくらい?
鞍馬の火祭は、ハッキリ言ってめちゃくちゃ混雑します(笑)混雑してワイワイとにぎわっているのを楽しむくらいのテンションが良いと思います。
混み合う理由ですが、もちろん鞍馬の火祭が人気というのもあります。ただ、「時代祭が終わってから鞍馬の火祭りに参加する人がたくさんいるため」と「火祭りが行われる鞍馬周辺が狭い」ことも大きな理由です。
出町柳駅から鞍馬駅までは、約30分、2016年現在は片道410円です。ここでのポイントは、鞍馬駅で必ず帰りの切符を購入しておくこと! 帰りも混雑するためです。
ここで、鞍馬の火祭りの概要を説明しておきます。
鞍馬の火祭は10月22日の18時に「神事にまいらっしゃれ」という合図でスタートします。そして20時ごろから、鞍馬寺の山門前の石段に炎をつけた松明(たいまつ)がたくさん集まります(ここが見物のベストスポット)。そこから鞍馬寺の石段を松明を持った人が上り始め、午前0時すぎに祭りが終了します。
18時から火祭りは本格スタートになります。ただ、この時間に向けて行こうとすると、電車も到着後も大混雑に巻き込まれます(汗)
ゆっくり見るなら14:30に時代祭が終わる前後の時間で鞍馬駅に向かい始めて、14〜15時には鞍馬駅に到着したいトコロです。16時ごろには鞍馬駅が混み合い始めます。また、電車の車内もぎゅうぎゅう詰めになります。
また、鞍馬の火祭は場所取りをすることができません。場所取りをしようとしても警備員の人に注意されて、歩いて進むように言われます。また、到着時間が遅いとベストスポットの鞍馬寺の山門前に行くことができません。警備員に言われて、鞍馬温泉という別方向に誘導されます。
気をつけておくことは、混雑するとトイレに行きにくくなるので、なるべく人が空いている時間にトイレをすませておくこと。また、歩き回るので動きやすい格好でいくことと、10月下旬の鞍馬は涼しいので、防寒のためのアウターを持っていくと良いと思います。
また、祭りの当日が雨天時の場合は決行されますが、混雑は少なくなります。
京都の鞍馬の火祭の交通規制は?
鞍馬の火祭では、会場周辺で交通規制が行われます。
規制は10月22日15時~23日午前1時で行われ、鞍馬周辺に駐車場はありません。そのため車で行くのはやめたほうが良いです。
別記事でも紹介していますが、時代祭と合わせて火祭りを楽しむなら、隣の滋賀県の「大津(おおつ)」の駐車場に車を置いて、そこからは電車を使うのが良いです。
京都の鞍馬の火祭の帰りの混雑は?
鞍馬の火祭りは帰りも相当混み合います!
火祭りは0時すぎまで開催されますが、鞍馬駅から出町柳駅までの終電は0:22です。ただ、終電前の鞍馬駅は帰ろうとする人で混雑しまくります。
鞍馬駅から出町柳駅までの電車は車両が少ないので、一度にたくさん乗ることができません。そのため、電車を何本か待って乗ることになります。1時間くらい待つこともあります。そのため、なるべく早めに切り上げて帰り始めることをおすすめします。
目安としては22〜23時くらいには、帰り始めるのが確実だと思います。また、出町柳駅から自宅やホテルまでの終電も確認しておいてくださいね。
もうひとつおすすめの方法として、鞍馬駅ではなく、ひとつ隣の「貴船口駅」まで歩いてから電車に乗るのも良いと思います。鞍馬駅から貴船口駅までは徒歩で25分(約1.6km)くらいかかりますが、混雑を避けるならこちらのほうが良いです。この場合は帰りの切符は行きの時点で購入せずに、貴船口駅で購入します。
まとめ:鞍馬の火祭りは混雑しやすい!準備して楽しもう
以上、京都の鞍馬の火祭りについて紹介してきました。鞍馬の火祭りはとても混雑しやすいので、前もって準備をして向かってほしいと思います。ただ、たくさんの人が訪れるだけのことはある、ダイナミックな雰囲気を楽しむことができるので、ぜひ行ってみてほしいと思います!